彼女のattitude ~学園・非公認的恋愛~
「嘘っ、やだ。気に入ってたやつなのに。どこかで落としちゃったのかな……」
たしか、お昼休憩直後にお手洗いに行って、鏡を見たときにはあった。
失くしたとしたら、それより後。
あ。
走ったりしたし、もしかして、あの場所かも……。
そう気づいてしまうと、すぐに探しに行きたくて、居てもたってもいられない。
だけど、すぐにあの場所の噂のことを思い出す。
『出る、から、生徒は誰も近寄らない』
信じているかどうかは別として、内部生の鳴子が噂を知らないハズがない。
そこへ調べに行きたいだなんて、怪訝に思うだろう。
どうしよう、と思いあぐねていると、隣を歩いていた鳴子が突然立ち止まった。
その、鳴子の視線の先を追うと――。
たしか、お昼休憩直後にお手洗いに行って、鏡を見たときにはあった。
失くしたとしたら、それより後。
あ。
走ったりしたし、もしかして、あの場所かも……。
そう気づいてしまうと、すぐに探しに行きたくて、居てもたってもいられない。
だけど、すぐにあの場所の噂のことを思い出す。
『出る、から、生徒は誰も近寄らない』
信じているかどうかは別として、内部生の鳴子が噂を知らないハズがない。
そこへ調べに行きたいだなんて、怪訝に思うだろう。
どうしよう、と思いあぐねていると、隣を歩いていた鳴子が突然立ち止まった。
その、鳴子の視線の先を追うと――。