彼女のattitude ~学園・非公認的恋愛~
4・バレッタ
◆ ◆ ◆
その日の夕食後、部屋で宿題を片付けているところに、暇そうな葵がやってきた。
断りなくベッドに陣取り、持ってきた漫画を読みふけっている。
「もう、自分の部屋で読めばいいじゃん」
「おすすめだから、桐に貸そうと思って持ってきたんだけどさー。これ、何回読んでも飽きないんだわ」
「じゅあ、貸してくれるのは今度でいいから、帰ってください……」
そう言ったところで、葵が部屋へ戻る気配は、まったくない。
再度問題集に取り掛かろうとするも、どうも気が散って集中できない。
とりあえず宿題は保留にして、葵の漫画をぱらぱらめくってみる。
ふと、帰り道に鳴子と何気なく話したことが思い浮かんだ。
その日の夕食後、部屋で宿題を片付けているところに、暇そうな葵がやってきた。
断りなくベッドに陣取り、持ってきた漫画を読みふけっている。
「もう、自分の部屋で読めばいいじゃん」
「おすすめだから、桐に貸そうと思って持ってきたんだけどさー。これ、何回読んでも飽きないんだわ」
「じゅあ、貸してくれるのは今度でいいから、帰ってください……」
そう言ったところで、葵が部屋へ戻る気配は、まったくない。
再度問題集に取り掛かろうとするも、どうも気が散って集中できない。
とりあえず宿題は保留にして、葵の漫画をぱらぱらめくってみる。
ふと、帰り道に鳴子と何気なく話したことが思い浮かんだ。