彼女のattitude ~学園・非公認的恋愛~
◆ ◆ ◆

翌日、お昼休み。

「鳴子、わたしお昼ひとりで食べるから、またあとでね!」

それだけ言い残して、わたしは教室を飛び出した。
行く先はあの場所。
道中も足元を見ながら、バレッタが落ちていないか探す。
見つからないまま木々の間に踏み入っていく。

「ここだとしても……。見つけるのは至難の業かも」

舗装された校舎脇の通路と違うから、ようく目を凝らしてみないと。
スカートは汚れちゃうかもだけど、しゃがんじゃったほうが効率良さそう。
ジャージ履いてくるべきだったかな。

四つんばいになって、夢中になって探していた。
やるだけやらないと諦めがつかないのがわたしだ。

「……なにやってんの」

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