彼女のattitude ~学園・非公認的恋愛~
休みが明けるとすぐに試験モード。
外部入学生は補講も多くて、ガリ勉かってほど勉強させられた。
わたしとしても、叩かれる要素を増やしたくないから、けっこう頑張った。
……頑張って、ほぼ平均点だったけど。

「うーん!この開放感!もうしばらくは勉強したくなーい」

最後の試験結果が返却された授業の後。
鳴子と一緒に洗面所へ向かう。

「そいえば、衣替えも近づいてるね。準備しなくちゃ」

「ああ、冬服以上に似合わない夏服かぁ……」

わたしは、重いため息を吐いた。
自分と丸襟半そでのパフスリーブは最凶の組み合わせだと思う。

「ふふ、男装の令嬢が、女装?したみたいになるのかな」

「鳴子ってばさ、言うようになったよね……」

こういうやり取りも心地良いこのごろだ。
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