彼女のattitude ~学園・非公認的恋愛~
「あなた、最初っから、嘘ついてたのね」
例のリーダー格の先輩がわたしを睨みつけて言う。
先輩の声色は、前の時と明らかに違う。
「……嘘」
ただ、言葉を繰り返すしかなくて、そのことがますます先輩を苛立たせたようだった。
「あなたは外部生だし、彼とも今後出会う機会もないでしょうって。あなたは『輪』の中にいないものとして扱えばいいと思った。けど大きな間違いだったわ」
先輩から、集団から感じ取れる、完全な敵意。
意味がわからないと、口を挟める雰囲気じゃなかった。
「どうヌケガケしたのかわからないけど、もっともらしいことを言っておいて、よくもやってくれたわって感じよ」
整った顔立ちを歪ませて、先輩は言った。
例のリーダー格の先輩がわたしを睨みつけて言う。
先輩の声色は、前の時と明らかに違う。
「……嘘」
ただ、言葉を繰り返すしかなくて、そのことがますます先輩を苛立たせたようだった。
「あなたは外部生だし、彼とも今後出会う機会もないでしょうって。あなたは『輪』の中にいないものとして扱えばいいと思った。けど大きな間違いだったわ」
先輩から、集団から感じ取れる、完全な敵意。
意味がわからないと、口を挟める雰囲気じゃなかった。
「どうヌケガケしたのかわからないけど、もっともらしいことを言っておいて、よくもやってくれたわって感じよ」
整った顔立ちを歪ませて、先輩は言った。