天を衝く槍

翌日。



私たちはここを出て、任務場所へと向かう。


-----ザッ


木から木へと、まるでモモンガのように飛び移る。


風が私の背中を押し、木の葉が舞った。


「………………」


私はシロさんの背中を見ながら、今日の食堂であったことを思い出し、一人にやける。



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