あたしの旦那は保健医です!?
唇が重なる。
海からは一定の波の音が聞こえてくる。
「りょ、、う、…んんっ」
甘い声が波と一緒に聞こえて、波が近づく度に吐息を放つ。
次第に深くなる口づけ。
涼の手は首筋から鎖骨までを行き来している。
まだ濡れているからかいつもより滑らか。
あたしは涼の背中に腕を回し、
愛撫に耐えるためにしがみついた。
「杏、くっつきすぎ」
気づけはあたしは涼に抱っこされていて…。
涼との隙間なんかほとんどない状態だった。
涼の胸板とぶつかる胸…
心地良い心臓の音。