あたしの旦那は保健医です!?

「杏、心配しすぎだろ。
こんなもんは適当にやりゃーいいんだよ」

「わっ、矢野!
だ、だよね!?」


「ちょっと今の言葉は聞き捨てならないな」

「「え?」」

学級委員(男)の長谷川君が言ってきた。

「みなさん、学年で最優秀をとると50人前の焼き肉タダ券が賞品としてもらえます!」


うっそ!?


男子はうおーとか、よっしゃーとか言って叫んでいる。



「しかーしっ、くじで決まったのにも関わらず主役の白雪姫と王子様が適当でいいと言ってるではないですか!!!!」


ひーっっ


みんながこっち睨んでるよー(>_< )



「どうなんですか?
やらずに卑怯者として扱われていいんですか!?」


うっっ……

「わかったよ、やりゃーいいんだろ。
やりゃー。」

「はい…」



「みなさん、二人に拍手を!!」


盛大な拍手。




あー、もぅ、どーしよ……
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