あたしの旦那は保健医です!?

「ったく、危ねぇだろうが」

「あ、ごめんなさい」

そんなことより、あたしにしては今のこの状況の方がヤバい訳で、、
でも、涼が離さないから離れられない訳で、、。


「なぁ、杏。
今日は楽しいか?」

「う、うん。
楽しかったよ?」

急にどうしたのかな?

「そうか…」


沈黙が続く…ー

でも、さっきの沈黙とは違って波の音が耳に響いている。


「杏」

「何?」

「今も寂しいか?
やっぱりずっと考えているのか?」

「ううん。
寂しいけど、でも寂しい時は涼や真莉や矢野やクラスメートがいてくれるから、大丈夫になってきたよ。」

……それにね、最近は涼のことを考えてることも多くなってきたんだー。

「そうか。
杏はよく母親とこうやって出掛けてたんだろ?」

「うん!」

……だから今日、涼はあたしのことを連れてドライブしてくれてたんだー。

なんか、すごく嬉しい。
温かくなった気分。


あたし、涼のこと好きなんだ…。

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