あたしの旦那は保健医です!?

「おい、杏。
大丈夫か?」

涼が顔を覗き込んできたからびっくり&恥ずかしさで顔が赤くなっていく。

「杏?」

「あ、なんでしょう?」

涼は笑いながらあたしに言った。

「お前、顔面にボール当てて鼻血出すとか、ちょーウケるな笑
んで、どうしてそうなったんだよ笑笑」

「っな、ひどい!
仕方ないじゃないですか!
考え事してたらボールがぶつかってきたんですっ!!!」

「ボールがぶつかってきた?笑」

「っそ、そうです!!」

「まじで、爆笑」

涼は更に笑い出した。

「鼻血止まったか?」

「あ、はい」

「よかったな笑笑」

まだ、笑ってるしー。
「手とかに血ついてるから洗いな」

「はーい」

あたしは血の付いた手を洗い流して、ソファーに座った。


すると涼があたしの隣に座ってきた。
あたしの頬に手を置いた。

あたしは目を閉じた。



ヒヤッ…

へ?
涼はあたしの顔に脱脂綿を当てていた。
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