あたしの旦那は保健医です!?

「りょ、、う、やぁっ…」

あたし、涼と………

でも、やっぱり怖い。
好きでも怖い。



それに、あたし達はたしかに夫婦だけど、涼は好きじゃないかもしれない。
あたしは涼が好きだけど、、、。


好きじゃないのに、親の命令で仕方なく結婚して仕方なくしちゃうなんて嫌!



「涼!!」

「あ、わりぃ…」


涼はあたしから体を離し、謝ってきた。

なんだか、謝られるのも悲しくて。

涼を見ると、ばつが悪そうな表情をしていた。

「涼…」






カタン…

「誰かいる!?」

「は。いないってば」

「さっき聞いた音はなんだったんだろ?
涼は聞こえなかった?」

「聞こえなかったけど?
ちょっと見てくるから制服着てて」

「はい……って、キャーッ」

あたしは、Yシャツのボタン全開でした。
恥ずかしい、恥ずかしい、恥ずかしいっ!!!!!!×∞


「杏、ドアが少し開いてたけど、、。
お前、ちゃんとドア閉めた?」

「え?
あたしは閉めてませんよ。
閉めたのは真莉ですよ……。」

やばくないか?

「杏、誰かから何か言われたら俺に言えよ。俺と杏だってバレてはないと思うが。」

「なんでバレてないの?」

「俺がいない隙に保健室でいちゃついてるって勘違いしてくださった生徒がいる可能性高いだろーが」

「あ、そっか」

「そろそろ教室戻れ」

「はーい」


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