ブラック王子に狙われて②
数日ぶりのキス。
柔らかい唇の感触と艶めかしく漏れる音。
角度を変えながら、絡め取られる魅惑的な感触。
彼の熱い吐息が隙間から漏れ出して。
後ろ首を支えている指先が僅かに浮上し、
髪の地肌を優しくとらえて。
余韻を残すようにゆっくりと離された唇。
名残惜しむかのように瞼を持ち上げると。
「この先、してもいいの?」
「ふぇっ?……っ//////」
「ダメ?」
「//////………ママが、そのうち帰って来るよっ//////」
「帰って来ても、ご馳走作りに専念すると思うけど?」
「っっっ//////」
それはそうかもだけど……。
だからって……。
「えっ、ちょっ……とぉっ//////」
既にブラウスのボタンを外し始めてる//////
「ちょっとだけ、……な?」
「///////」
覚悟はしてる。
だって、毎日キスをおねだりしたんだもん。
それだけじゃ済まないことも承知の上。
健全な18歳の男子高生だもん//////
何も求められない方が不安になる。
「えっ、何、このブラ。めっちゃエロいんだけど」
「っ//////……そういうことは、お口チャックでっ//////」