ブラック王子に狙われて②
「えっ、……今、幾つって言いましたっ?!」
「はい、C65になります」
「………はい?」
アンダーとトップのサイズを自宅で測っていたけど
自分で測ると背中が丸まるから正確じゃないらしくて。
ちゃんと測って貰ったら、なんとCカップだという事が判明した。
そりゃあ、Aカップのブラに収まらないわけだ。
「ホントに本当ですか?」
「はい、ご安心下さい」
30代くらいの綺麗なお姉さんの名札には
ランジェリーフィッターという文字が書かれている。
専門の人らしい。
それなら、間違いないかも。
「絢、どうだった?」
ゆずは私とは別の人に測って貰ってて、メモされた紙を手にしている。
「D70って、凄いね!」
「シッ、絢、声大きいっ/////」
「あ、ごめんごめん」
ゆずが私の手元に視線を落として、目を見開いた。
「え、絢っ、めっちゃ育ってるじゃんっ!」
「うっ////……うん/////」
「ヨシ、メンズ2人を驚かせちゃおう!」
ゆずと水着を選ぶことになった。