彼と。






お昼になり、あたしは3年の階へ来た。


アイツに理由を聞くために。


















「美波ちゃん、どうしたの?」



金髪のかっこいい人に声をかけられる。






「会った事ありますっけ?」



何で名前を?

「いやいや....」





「あの、戸倉寛之さんってどちらですか?」




「ああ。寛之に何か用?」




「ちょっと....」










言えないです。








「...おいで」



あたしは腕をギュッっと引っ張られる。


そして非常階段まで連れられる。






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