彼と。





放課後_






あたしは帰りの用意をすまし、戸倉寛之さんを待つことにした。







戸倉の家はうちの家とすごい関わりがあるっぽいし、なんかすっぽかせない・・・


本当は行きたくないんだけどね。





寛之さん苦手だし・・・。














「美波ー!行くぞっ」




うわあ!

噂してたら来ちゃった・・・





「はーい...」



すると寛之さんはあたしの手をとり、歩きだした。





////



って何照れてんの、あたし!

自分頭おかしいなー。





ちょっとかっこいいからって・・・



「な、なんで・・・?」





「は?俺ら婚約者じゃねーか。慣れとかねーとダメだろ?」










「婚約者ってこんな事もしないといけないんですか?」




「あたり前だろ...」









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