彼と。










「なんで寛之さんと結婚しないといけないんですか?」





「それは家に帰ってから話す」




なによ。
素っ気ないなあ・・・






「わかりました」








「それと俺の事は寛之でいいから。」




「えっ...でも...先輩だから......」







「は?あほかよ、てめぇ。結婚するんだぞ?なのに寛之先輩ーとか言ってたらおかしいだろ」




彼はそういいながら掠れた声で笑った。









「寛之!」


「ん?」





「呼んでみただけでーす」




「それとその敬語直せよな・・・」






「それだけは無理です!」



「ふーん...じゃあキスしていい?この校庭の真ん中で」







「やだやだやだー!分かったからー!」



「よろしい♪」







それじゃ


カップルみたいじゃん・・・







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