彼と。








あたしは即、家に帰った。



「ねえー、ママ!どうなってるの?」






のんきにティータイム中のママに怒鳴った。



「なんであたしに婚約者がいるのよ!」






「あーあ!言ってなかったね。AbAnのために結婚してね☆」





そんな可愛い笑顔を向けられると、断れなくなるのがあたし。


けど今回だけはホント無理!





「やーだ!」




あたしはそう言い、部屋へと走って逃げる。



「ちょ..っ.絶対結婚させるからね!」







なんで自由に恋愛しちゃだめなの?



あたしはママやパパの道具じゃない!


政略結婚なんて絶対やだ。


やだやだやだやだ!











< 6 / 17 >

この作品をシェア

pagetop