彼と。
あたしは即、家に帰った。
「ねえー、ママ!どうなってるの?」
のんきにティータイム中のママに怒鳴った。
「なんであたしに婚約者がいるのよ!」
「あーあ!言ってなかったね。AbAnのために結婚してね☆」
そんな可愛い笑顔を向けられると、断れなくなるのがあたし。
けど今回だけはホント無理!
「やーだ!」
あたしはそう言い、部屋へと走って逃げる。
「ちょ..っ.絶対結婚させるからね!」
なんで自由に恋愛しちゃだめなの?
あたしはママやパパの道具じゃない!
政略結婚なんて絶対やだ。
やだやだやだやだ!