キミの好きなところ。
 

―――


職員室に足を踏み入れると同時に、私の視界にいち早く入ってきた人。
…北村先生だ。
ドキドキと鼓動が速くなる。

先生に近付くにつれて、私は抱きつきたい衝動に駆られる。
…その広い背中に。

でも、それはできないってわかってるんだ。
……あなたは私の担任の先生だから。


 
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