キミの好きなところ。
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私が北村先生のことを好きになったのは、ほんの小さなきっかけだった。
大失恋した私に優しい言葉を掛けてくれた。
雨が降る中、ただ優しく傍にいてくれた。
それが始まり。
先生のことを見るたびに、先生と話すたびに、先生に対して特別な気持ちがどんどん高まっていく。
そのことに私が気付くのは、遅くなかった。
許されない恋。
叶うはずのない恋。
そう、思ってた。
…けど。
奇跡的に先生も私のことを好きになってくれたんだ。
私の想いを先生は受け入れてくれた――。