キミの好きなところ。
 

―――


指定されたその日のその時間。
一斉一代の告白をした場所に行く。

「…」

目に入ってきたのは、先生の後ろ姿。

普段とは違って、その背中は無防備で。
背中を見てるだけなのに、ドキドキする。
好き、って気持ちが大きくなる。

…無性に飛び付きたくなった。

―――我慢できない!

私はパタパタと走って先生の背中に…

「せんせっ!」

「うわっ!?」

飛び付いた。

 
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