キミの好きなところ。
~俺様な君の照れた顔。
「ひとつだけ、お願い聞いてくんない?」
「へ?」
「このとーり!お願いっ!」
手を合わせて、頭を下げる君。
いつも俺様な君が、お願い…?
きっ、貴重すぎる!
「どっ、どうしようかなぁ~」
イタズラ心で、ちょっと焦らしてみる。
すると、頭を下げていた君が、目線だけを私に向けた。
ドキッ
じーっと私のことを見つめる目。
うっ…
くぅぅっ…!
「……………わ、わかった…」
負けた…。
って、お願いされてるのは私なのに、何で負けた気がするの!