虹色sketch
「えっ...なんで?」
『お前が逃げるからだろ』
見るからに息を切らしているようだ。
『これ、忘れもん!!』
大切なハンカチがそこにあった。
「ありがと...」
受け取り、立ちあがって別の所に行こうとした。
その時だった。
腕を掴まれ、向き合わされた。
『お前、名前は?』
スカートのポケットをあさり、
出てきたメモ用紙に
【國重 真尋(くにしげ まひろ)】
と名前を書き、渡した。
『お前、もしかして...』
いつもの捨て台詞を言われる前に
腕を持っている手を離し、
男の人の前を去った。
『お前が逃げるからだろ』
見るからに息を切らしているようだ。
『これ、忘れもん!!』
大切なハンカチがそこにあった。
「ありがと...」
受け取り、立ちあがって別の所に行こうとした。
その時だった。
腕を掴まれ、向き合わされた。
『お前、名前は?』
スカートのポケットをあさり、
出てきたメモ用紙に
【國重 真尋(くにしげ まひろ)】
と名前を書き、渡した。
『お前、もしかして...』
いつもの捨て台詞を言われる前に
腕を持っている手を離し、
男の人の前を去った。