恋愛喫茶店 ~恋と一緒にスイーツを~
タイミング
「・・・んぅ?・・・んー。」
カーテンの隙間から漏れる、帯状の陽光に目を突かれて、目が覚めた。
って、ついさっきもこんな事があったような気がするんだけど・・・
「えぇ!いつの間にか昼の2時になってる!」
枕元に置いてある携帯を確認すると、12時ではなく2時だった。
目を閉じて昨日の事を思い出している最中に、二度寝してしまっていたらしい。
充分な睡眠をとった為、疲れは綺麗サッパリ取れていた。寝すぎて少し頭が重いが、顔を洗えばスッキリするだろう。
「告白かぁ。どこに呼び出せばいいんだろう?」
体を起こして、携帯を開く。残された時間は少なく、直ぐにでも行動しなければ勇気が霧のように散り散りになって消えてしまいそう。
「いや、その前にどうやって呼び出すかよね・・・」
とりあえず下書きしてみようと、ボタンを押して真っ白い画面を黒く染めていく。