恋愛喫茶店 ~恋と一緒にスイーツを~
先生は言いました。「悔いの無いように」と。
クラスの皆は言いました。「頑張って、自分のやり方で」と。
私の大事な友達は言いました。「本気を見せてやれ」と。
『繋がり』は失われることがあるかもしれないけど、『繋がり』は、自分1人ではどうにもならない時の助けになることがあると、皆が私に教えてくれました。
だって、皆の助けがなければ、今、自転車を漕いでいる私はいないのですから。
だから、私は貴方と『繋がり』を作りたい。そうすれば貴方が、自分1人ではどうにもならない時の助けになれるから。
距離が近すぎて、お互いに傷付けあってしまうかもしれません。
距離が遠すぎて、お互いのことを気にかけなくなってしまうこともあるでしょう。
でも・・・それでも、お互いを助け合えて、決して見捨てないのが、本当の『繋がり』だと思うのです。
商店街に着いた。駅はもう見えている。自転車を駐輪場に停めて、走り出す。足はガクガク震えていて、生まれたばかりの鹿の赤ちゃんみたいだ。
これから想いを伝えにいきます。私が言いたくて、言いたくて、だけど言えなかった想いを。
・・・待っていて・・・ください・・・
駅の時計は9時25分を指していた。入場券を買って駅の改札口を通り抜ける。
残された5分間に全てをかける。本当の戦いは・・・これからだ。