あの夏をもう一度
帰って私は決心を決め、叶多にメールすることにした。
→叶多
今日どうして帰れなかったの?
すぐに返信がきた。
→美雨
今日部活があってさ、
遅くまで残ってたんだよ。
でも結愛ちゃんといたじゃん。
ダメだ、もう我慢できない。
電話をすることにした。
プルルル プルルル プルルッ...
『もしもし』
「叶多?今日結愛ちゃんと帰ってたよね…どういうこと?」
『俺が違う女子といるの悪い?』
「嫌に決まってるじゃんっ」
『なんでそこまで干渉するんだよ、俺が結愛と帰ろうが誰と帰ろうがお前には関係ないだろ』
冷たく響く叶多の声。
『そんなことかよ。俺もう寝るわ。じゃあな。』
ツーツーツーツー