私だけに甘い執事

なんて急な・・・・・・
と、いうか!


「どこに!?」


それが問題。
今の通ってる学校には
友達がたくさんいるから。


「大丈夫。
 ここから遠くないし、
 学校も変わらないわよ」


よ、よかった・・・・・・


「あ、それと、もう一つ」


・・・・・・嫌な予感。
お母さんがニコニコしてるから。
絶対なんかある。


「し・つ・じ!
 やとっちゃったの」


「はあああああああああ!?」


私の叫び声が
近所の皆様を起こしたのは
言うまでもない。


「執事って!
 なによそれー!?」


執事って、あれでしょ!
おかえりなさいませ、お嬢様。
ってやつでしょ!?
なんで!?


「大丈夫よ、
 カッコいい人だったから」


そういう問題じゃなーい!


「何?
 何か文句でもあるの?」


「ありまくりです、お母さん」


全くお母さんは・・・・・・


「そう、ま、聞かないけど。
 早く引っ越しの準備してちょうだい」

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