私だけに甘い執事

聞かないなら、
聞かないでよね・・・・・・

そうだとは思ったけど。


「引っ越しの準備って・・・・・・」


なにすればいいの?

とにかく私、眠いんだけど。


「おやすみなさい・・・・・・」


私は眠りについた。


・・・・・・――――――。


「ちょっと、りかー?
 準備できた・・・・・・って
 起きなさーい!!」


眠いんだよまだ・・・・・・


「全く、あんたっていう子は」


「おはよ・・・・・・」


「おはよう、じゃないでしょ」


眠かったんだもん、すっごく。
そういう時、あるじゃんね。


「今日の昼には、
 荷物あっちに届けるのよ?
 いるものだけ、段ボールに入れて」


「はーい」


そういってお母さんは出て行った。

いるものって、
服とかぬいぐるみ?
小物とかもだよね。


「あ、やばい」


段ボール6つ分。
これは絶対多すぎる。
というか、怒られる。


「でも、最小限に絞ったよ」


いるものが多すぎる。

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