私だけに甘い執事

任せるって、
何を任せるのかな。

というか・・・・・・
お母さんたちどこー!?


見当たらない。
そりゃ、こんな広いし。

どうすればいいのかな。


「どうか、されましたか?」


「あの・・・・・・
 お父さんとお母さんは・・・・・・」


鈴川さんなら、
知ってるかもしれない。


「多分・・・・・・
 ご自分のお部屋かと」


「そうですか、
 ありがとうございます」


自分たちだけくつろいでるの?
全く・・・・・・


「ご自分の荷物を
 片づけているのかと・・・・・・」


「え!?
 そ、そうですね」


心読まれた!?

エスパー鈴川・・・・・・


「私は、エスパーでも
 心が読めるわけでもないですよ」


「う・・・・・・」


そうにこやかに言う鈴川さん。

絶対、読めるじゃん・・・・・・

まだ笑ってる。
恥ずかしい・・・・・・
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