恋焦がれ
待ってくれなかった
久しぶりに帰った
自分の故郷
帰って来た理由は
彼女を迎えに来るため。
「えっ!?」
声の方に振替えると
愛しの彼女
「久しぶり」
「ほんと、久しぶり!!!
なんで、帰ってきたの?」
「それは、」
言いかけてやめた。
だって彼女の薬指には
美しく光る指輪。
「あっ…。」
彼女が手を隠す。
「…先月にね、
結婚して…」
「…おめでとう」
待ってくれなかった
(そのとき、俺は上手く
笑えてなかったと思う)