sukiーヒミツの恋ってセツナイ...ー
夜なので、顔は見えないけど...


2人は、
怪しくも見える。


すこし、後を追う。


1つのアパートの角を曲がっていく。


綺麗なアパートの中に、入っていこうと
する2人の姿。


電灯で少し顔が照らされた。


アユムは
見えるけど
女性が反対を向いていて顔が見えない。


しかし...

私は
2人が抱き合う姿を見た。


心が壊れる音がした。
心が張り裂けそうだ。


そして、見てしまったんだ。


相手が、自分の友達であることを
知ってしまった。


恋人と親友の関係に
...戸惑ったままだった。


「アユム...ミカ...」


私が叫ぶと
2人は、走って去っていき

行き先を見失い...
どこに行けば逢えて話せるか
分からずに1ヶ月が経つんだ。











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