溺愛ごっこ
「声聞きたい」

口をふさいでいた手をのかされた。

「おい、亜美…。

お前…本当に大丈夫か?」

携帯電話は、まだ繋がっている。

早く切らなきゃ…!

「――あっ!

ああっ!」

中に入ってきた灼熱。

持っていた携帯電話がベッドの下へ落ちた。

まだ通話中…!

「悪ィ…。

我慢できなかった…」

「やあっ…!」

ズンと、突きあげられた。
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