溺愛ごっこ
「ま、そう言うことだ。

亜美ちゃん、かっこよかったぜ。

ベッドの中とは違う一面が見れて」

赤くなったあたしと彼氏。

違う意味でね。

「わかっちゃいると思うが、亜美ちゃんの中にあんたはいない。

たった今…いや、とっくの昔に別れた訳だかんな」

「テメーッ!」

彼氏が拳を振りあげ、久世に殴りかかる。

「危ない!」

あたしの叫びに久世はフフンと得意げに笑った。

パシィッ!
< 27 / 65 >

この作品をシェア

pagetop