溺愛ごっこ
「それで、亜美女王陛下は…?」

「やっぱり帰る!」

亜美が飛び出した。

後ろからシュージくんもやってくる。

「あーみちゃーん!」

「理人!」

「2人共、近所迷惑!」

再会を喜ぶ俺たちに、あかりが雰囲気をぶち壊した。

「…すんません」

時間も時間で場所も場所。

俺たちは仲良くシュージくんの家を出た。

「亜美」

「何?」

「帰ったら、チョコと亜美をいただいてもいい?」

そう聞いた俺に、亜美は真っ赤な顔で目をそらした。


☆★END☆★
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