好きの響きが…
私 関谷沙也加 16歳 高2
どこにでもいるような普通の女の子
私には大切な幼馴染みがいます…



「おーい沙也加早くしろぉ」
「ちょっ…待ってぇ」
幼馴染み1人目。中野圭太 16歳 高2

「俺人待たせてるから先行く」
幼馴染み2人目。中野健太 16歳 高2
圭太と健太は双子の兄弟 ちなみに圭太が兄 健太が弟

あたし達の家は隣同士で親も中が良かったから、小さい時からいつも一緒だった

いつも一緒にいるから、まぁ当然かも知れないけど中野兄弟のうち片方が好きなわけで…

「ごめん圭太」
「遅い」
「あれ…健太は」
「人待たせてるって先行った」
「そっか…瞳と付き合ってるんだもんね」
「あんま落ち込むな…」

そう言って頭をポンポンとしてくれた


あたしは健太が好き


だけど最近健太はクラスメイトの瞳と付き合い始めた 失恋したんだ…

あたしの気持ちを知ってるのは圭太と親友の佐々木優香だけ
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