百鬼夜行と暴走族 弍
今は話している最中だ
ざわざわしている中、雷斗が総長の顔で言う
「どうだ?あのひとは普通の、学校の女達とは違う。もう見ず知らずじゃないはずだ。明日の暴走を見てほしいんだ、ここに入るのを許してくれないか?」
「俺達幹部だけじゃなく、皆の意見を聞きたいと言ってくれた」
「皆が了承しない限り来ないつもりだ、皆を"鬼龍"として見てくれてる」
「こんなひと初めてでしょ!?だからお願いっ」
シーン
皆を見るとびっくりしていた
そりゃそうか、この前といい皆の挨拶に答えたり、こうやって意見をきいたりしたことがあまりなかったから
俺だけじゃなくて雷斗も十六夜さんが好きなんだ。もちろん憧れのほうたけど
「俺はいいっスよ!」
「俺もです!最初は抵抗あったけど、あの女は挨拶してくれたし」
女は幹部しか相手にしようとしないから下のことはなんとも思わない
だから皆、無下にされてるみたいで嫌だったんだよな