百鬼夜行と暴走族 弍
途中パレードのようなものをして十六夜さんに楽しんでもらえた
楽しい気分のまま終わるはずだったのに――……
うわっ!!
何だ!?逃げろー!!
チームの叫び声が聞こえてきた
「何かあったのかな……」
呟いたとき横をシュッと突風のような、身を切られるような勢いの何かが通り過ぎた
「今の何!?」
「十六夜様っ!」
烏丸の声が聞こえた方を見ると飛んで来てバイクのスピードに合わせて周りを飛んでる
「今のは妖怪でございますっ、これを!」
烏丸は大きい弓矢を十六夜さんに渡した