百鬼夜行と暴走族 弍
そしてごつごつとした岩が多い地帯に入った途端に蠍、百足が現れた
「っ!」
十匹が一斉に襲ってきた
何とかかわしたが追ってきている
「どうしよう…何とかしなきゃ!」
逃げるだけでは駄目だと判断した宵美は、近くにあった太くて重い木の枝を持って構えた
蠍と百足が宵美に向かって黄色い液体を吐いてきた
液体が当たった岩を見るとそこが溶けていた
「嘘、毒が……当たったら死んじゃう!」
逃げたいけど逃げきれないし、この手紙を無事に届けないと!!
獅蛇様の任務はやり遂げなきゃ