百鬼夜行と暴走族 弍
「おいおい、餓鬼一人にこれか?」
目の前から声が聞こえた、
虚ろな目で見ると目の前には大好きなひとの後ろ姿が…
「し、っ獅蛇、様……」
「―お疲れさん」
振り向かずに鬼と対峙している
鬼は獅蛇の何倍もある高さ
無理だ、と思った宵美だったが、獅蛇が指を動かしたら真っ二つに切り裂かれ、鬼は血しぶきをあげてその場に倒れた
巨体で強かった鬼がいとも簡単に倒されるとは…
やはり強い
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