百鬼夜行と暴走族 弍
十六夜は肩を竦めた
「完全によくなるまでいるんでしょ?」
「んー、距離があるからな」
「そう、分かった。ゆっくりしていってね」
十六夜はすぐに部屋を出ていった
早く食べろ、とまたすぐにお粥を食べさせ始めた
「おいしかったです」
「そりゃ何よりで」
まだ出発しないから寝てろ、と御膳を持って出ようとしたが宵美に捕まった
「寝るまで居てください…」
ハァ、と溜め息をついてまた座った