百鬼夜行と暴走族 弍
「そういうお前は何かすんの?」
そう聞かれた琉威は戸惑いながらも過去を話した。ずっと冷めていたが十六夜のお陰で普通の親子になれたことを
「だから花をプレゼントしようって思ってるんだ」
「ふーん、…おっ!俺は気持ちを伝えるだけにする」
「そっか」
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二日後
「お袋~」
「ん?」
自室で何か書き物をしていた十六夜は手を止めて桜李に向いた
「あれ、親父は?」
「出掛けたよ…どうしたの?」
天堂が居ないなら幸いだ。いつも十六夜の取り合いになるからだ
「ちょっと一緒に来てくれねぇか?」
「?いいわよ」