百鬼夜行と暴走族 弍


「すまん、布団敷いてくれるか」



「は、はい!十六夜様の部屋にすぐに!」


天堂さんは十六夜さんを抱えて行ってしまった


心配だ............十六夜さんがあんなになった姿なんか見たことなかった



行きたいけどやっぱり遠慮したほうがいい、よね



行ってもなんにもできないし、かえって邪魔になってゆっくり休むことができないしね


でも、やっぱり



「心配だな..........」


すると翔炎が



「気持ちはわかるが、また何日かおいて来てくれ。なんなら十六夜様がお前たちに会いに行くかも知れねえしな」



「.......うん、わかった」


それからのことはあんまり覚えてない


大蛇に乗って倉庫まで送ってもらったことしか.........



< 55 / 393 >

この作品をシェア

pagetop