君がいるから

ｼｬﾜ-を浴びてﾘﾋﾞﾝｸﾞに
戻ると時刻はまだ5時


普段の俺ならあと2時間は
余裕で寝ている


ｼｬﾜ-を浴びたせいか
眠気が覚めて二度寝を
する気にもならない俺は
ﾃﾚﾋﾞをつけた


「あら?」

背後から声が突然する


振り返るとそこには
母が目を丸くして
立っていた


「珍しいじゃない、
あんたがこんなに早く
起きてくるなんて」


「んな大げさな…たまには早起きしたくなるんですよ」


「たまにはねえ－…寝坊がたまになら良いんだけどね」


「てか母さんも早くない?
なに母さんも早起きﾃﾞﾋﾞｭ-?」


母の嫌みをガン無視
して話題を茶化しながら
変えると母は更に
ありえないという顔を
して俺に言い返した