俺の大好きなアイツ。

2章

「…あ~あ、面倒くせぇ」
俺は空を一望出来る、お気に入りの所に
座った。
ピタッ
「っ…」
冷てぇ…
「お疲れさま。これ、私のおごり」
桐谷か……。
「ん…ありがと」
隣に桐谷が座った。
顔、超俺の好みにドストライク。
…って何考えてんだ、俺。
これじゃ、まるで変態だ。
「ってか、I2って何?」
それ、俺に聞くか?
自分で言いにくいものとか、あるだろ。
「…お前、友達いっぱいいるだろ。
 ソイツらに聞けよ」
「ふんっ……ケチ野郎!!!バーカ」
「…ぁあ?」
なんだと?
この俺に向かってその口の聞き方は。
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