俺の大好きなアイツ。
「キャ~ッ!!!!陸斗様よぉ!!!」
「格好いいっ!!!」
…女の声………うっせぇ。
お前らにキャーキャー言われるために
来たんじゃねぇし。
「桐谷呼んで」
その辺にいた女子に話しかける。
「はいっ///」
顔を真っ赤にして言う。
んなに、照れなくても。
「杏~!篠原くんが呼んでるよぉ!!!」
「ん?」
アイツが振り向く。
んで、あからさまに嫌な顔をして
そっぽを向く。
…いい度胸じゃねーの。
俺はアイツに最高の王子様スマイルを
向けて、教室に入った。
んで、腕を掴んで教室から出す。
「ちちちちょっとぉ~!!!やめてよ」
必死に離そうとする…だけど、無駄。
「何のようなわけ!?この最低男がっ!!!」
ピキッ
一瞬きたけど、耐えた。
まぁ、謝っとかないとな…
「ごめんな……やりすぎた」
「…えっ………?」
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