俺の大好きなアイツ。
「まぁいい。んじゃあ、それ2つ貸せ」
「えっ?あ、うん」
いい機会だから、いいとこ見せねぇとな。
んで、好感度上げるついでに
桐谷と、おそろいのストラップ。
…一石二鳥じゃないか?
「ありがとうございましたぁ~!!!」
店員の元気な声と同時に
俺は店を出た。
「はい。これ、お前の分」
「へっ!?…いいの?これいくらだった?」
「いいよ、別に。俺がお前に買ってあげた かっただけだし。」
「でっ…でも!」
ん~…
コイツ、意外と頑固だな。
んじゃあ、交換条件で。
「じゃあ、お金払わなくていいから、約束 してくれ」
「………うん?」
「そのストラップ絶対ケータイにつけろ」
「えっ!?もちろん、付けるつもりだよ?」
…よし。
これで、お揃い確定。
おめでとう、俺。
「それでいい。んじゃ、付けよう」
「うん!」
桐谷は、ピンクのうさぎ。
俺は水色のうさぎを付けた。
「お揃いだねっ!」
「そーだな///」
嬉しそうにすんなよ。
期待するから…
まぁ、コイツの場合うさぎを付けたことに
喜んでるだけだけどな。
< 50 / 104 >

この作品をシェア

pagetop