淫らな月

「高山梅香、中央高校三年です。よろしく」
って頭を軽く下げる…
セイが
「僕の彼女で婚約者だからね。
山口さん、女がすきでも取らないでよ…
美桜で我慢しといて」
何・・言ってるの…この人…
「添島君に彼女で婚約者なんて信じられない…
綺麗なはずだ、モデルさんかと思った
私だけ場違いな気がしてんだけど・・」
と私を興味深々で見る
セイは私が少し嫌な顔をしたのを気がついたのか
「彼女はいつもは変装して黒い髪に黒縁
メガネの地味子ちゃんだよ・・今日は信頼で
きる友達ばかりだからカツラはつけてないだけ
山口さんも気にしないでいいよ
あっ彼女の変装のことは内緒にしてよ」
「綺麗なのに変装してるの？」
「目立つでしょ梅香は恥ずかしがりやなの」
「あっそうなんだ…私…山口香苗…南高三年です。
よろしくお願いします…」
って恥ずかしそうに頭を下げる…
「斉藤明、中央高三年です。よろしく」と
言って頭を下げた…
「大地たちは自己紹介したんだよね」
大地くんは頭を振って
「佐野さんが名前言って俺の名前知ってるって
直ぐにあの状態だったし・・」
なんだ…まだ名乗ってもないの？って
セイが大地・・自己紹介してってうながす。
「じゃぁ…西口大地。南高三年よろしく。」
って斉藤君を見ていった。
「わっ私は篠崎美桜です。南高三年です。
よろしくお願いします。」
美桜ちゃんも恥ずかしそうに頭を下げた。
「斉藤…もうわかってると思うけど
美桜は大地と付き合ってるから手を出すなよ…
一応・・僕も自己紹介しとくね
添島セイト、今は中央高三年、よろしく」
「えっ添島君…なんで中央高に居るの？
アメリカじゃないの」
山口さんが驚いている
「僕は梅香と離れたくないからね」