淫らな月
山口さんはまたびっくりしている。
「添島君って謎だったんだよね。
篠崎さんと付き合ってると思ってたら
違うみたいで西口君とも仲良しだし
イケメンは分からないわ…
私と違う常識で生きてるようで
付いていけないわ…」
「確かに添島君は謎だね。僕にとっても…」
と斉藤君…私もと頷いた…
「梅香がなんでそこで頷くんだ…
僕の全てを知ってるくせに…」とセイが叫ぶ
「添島…そういうところだよ…
見かけと違うエロいとこだよ…」
と大地くんが笑う…みんなも…
みんな揃ったし行くかと言って遊園地に…
始めはぎこちなかった二人だったけど
カップルで乗る乗り物が多くて
二人がつまらないようなら
カップルで乗らなくてもいいかと思ってたけど
隠れイケメンの斉藤君は優しく彼女に接して
そんな気遣いはいらなかった
やっぱり女の子の扱いが上手い…
山口さんは気取らない素直な子
帰りの電車で私達は
山口さんと斉藤君と別れた
斉藤君は彼女を送って行くと言う
うまくいって欲しいなぁって思った…
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