淫らな月
パチン・・パチンと頬を叩かれて目を覚ました
体は動かない・・両足は足首で縛られ
両手は後ろで縛られていた・・
カラコンがずれてよく見えない
瞬きをしてやっと見えるようになった
誰かの顔が目の前に・・佐野さん?
「ふふ・・いい気味・偉そうに私に説教して
添島君にもう会えないような体にしてやる・・
あんたと別れて
傷心の添島君を慰めて私のものにする
どう?いいシナリオでしょ・・
ねえやっちゃってよ・・・こんな女・・
バッチリ証拠は撮らせてもらうわよ・・
獣のように犯させるところをね・・
・・ハハッハ・・」
男たちがいやらしい目をして私に迫ってくる・・
「セイ・・助けてセイ」咳き込みながら叫ぶ
顔を殴られ・・血が出た・・
ブラウスが破かれ・・胸のボタンがとんだ・・
足の拘束だけでも外してくれれば抵抗できる
男たちは拘束をとってくれない
のしかかられて胸を掴まれた・・
「やめてよ・・やめて・・セイ・・セイ」
やっぱり私のテレパシーは通じなかったの?
ごめんね
セイ・・また汚される・・
誰ともわからない男達に犯されたら
私は生きていけない
ゴメンネ・・セイ・・



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