淫らな月
俺の心配が本当の事になってしまった…
まだ18になるかどうかの
子供に結婚なんて早いんだ…
ちょっとした行き違いから
離れようとしている
梅香の判断は正しいよ…
彼は未練たらたらみたいだが…
俺達がいるのに
膝まずき愛の言葉をささやく…
さすがアメリカ育ちだ…
君はいい友達を持ったね…
いいやつなんだろう…
梅香の自信の無さは俺が植え付けたもの
それは謝っておこう…
後は自分たちで話し合えと二人にした…
俺は紅の想いを知ってから
梅香に対して父親のような気持ちになり
幸せを願いながらも
もう少し自分の元におきたいと思う…
ダメになるならなってもいいし、
結婚なんてまだ早い…
でも梅香は外泊というおまけまでつけて
彼と仲直りしてしまった…
残念な悔しい気がする…
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