淫らな月
家についてやっぱり恥ずかしくって
抱きついてキスしたい・・と思っても
行動に移せない・・ダメな私・・自己嫌悪
そう思ってると
前を歩くセイが突然止まった・・
私は彼の背中にぶつかって鼻をぶつけた
「痛・・」
「あっ…ごめん…
ところで頼んだものつけてる」
セイから付けるように言われたもの・・
キャットガードル・・
なんなのかインターネットで調べたんだよね
「あっ、いけない、忘れてた…
ねえ、セイ…
これって新郎が口でとって
独身男性に投げるんでしょ
して帰ったらいけなかったんじゃないの?」
「いいんだよ・・君が身につけたものを
なんで狼の群れに投げなきゃいけないの?」
変なことに使われたらどうするの?
まったく梅香は・・
自分がどんな眼で見られてるかを
全然わかってない、鈍感もいいとこ…
またブツブツ言って怒っている・・
「ネエ・・なんで付けるように言ったの?」
「何言ってるの梅香・・決まってるでしょ
僕がこの行為をしたいだけ」
と妖艶に微笑んで私の前にひざまずく・・

< 144 / 154 >

この作品をシェア

pagetop